季節が通りすぎるシリーズ
季節が通りすぎる
それぞれ傷をおった男たちが、それぞれの運命の相手と共に過ごした季節を描く。
完結残夏―zan-ka―季節が通りすぎる 1
作品の長さ:47,192文字
(1)読者数:306人
バーを営む日向永悟(ひなた・えいご)は、男女見境なく、気に入ればその日のうちに寝る男だった。
永悟の住むアパートの隣の人妻、田中れいらは、そんな後腐れの無さそうな永悟にちょっかいをかけ、永悟も受け入れる…ある秘密を抱えて。
れいらの夫・健太は、永悟と幼馴染みで高校まで一緒だったが、ある事件をきっかけに、一時疎遠になった。
再び連絡を取り合うようになったが、永悟とれいらのことは知らない。
ある夜、永悟は車に轢かれかかる。
その永悟を助けたのは、健太の同僚の、楠木という謎めいた男だった…。
心の傷を負った男の、復讐と回復を描く物語。
6月2日追記
完結後に、気になった箇所を訂正していってます。話の大筋の変更はないのですが、少し印象がかわる、かも。よろしくお願いいたします。m(_ _)m
完結憂秋―You-Shu―季節が通りすぎる 2
作品の長さ:23,729文字
(0)読者数:194人
鴻上廉(こうがみ・れん)はある日、ほんの軽い気持ちで引き受けたバイトが元で、つけ狙われる羽目に陥る。
命からがら逃げるのものの…
すべてにおいて、行き当たりばったり、困難があれば逃げようとする男が、逃げ切れなくなったときに決断したこととは…。
極限まで来て、初めて己と対峙することになった男の心の変化を描く。
連載中解冬―kai-to― 季節が通りすぎる 3
作品の長さ:44,582文字
(0)読者数:226人
企業の総務に勤める、桜沢流馬(さくらざわ・りゅうま)は、かつて陸上の中距離走の選手だったが、ある大会で横転、巻き添えを食らった走者の選手生命を絶ってしまった過去がある。
その後、成績も振るわず、走ることを辞め、目的のない生活を送っている。
「あなたは、何がしたいの?」
ある夜、飲み会の席で同僚にきつい一言を言われ、思わず怒鳴り付け、場をしらけさせる。
その場を納めたのは、その店の店員だった。
事故の加害者になってしまった男の、贖罪と回復についての物語。