お知らせ
2017.01.31
第 17 回ノベラボグランプリ「恋愛」、最優秀作品を発表しました!
12 月に開催された第 17 回ノベラボグランプリ(恋愛)の結果を発表します! 最優秀賞と最終候補作を合わせて 3 点選出いたしました。最優秀賞については、著者様とご相談の上、ディスカヴァーからの発売を予定しています。
最優秀賞
銀盤のフラミンゴ 虹乃ノラン |
わたしにスケートを教えてくれたお母さんは、よくわたしにこんなことを言っている……。「スケートってね、小さな銀盤の箱庭で、ルールなんていう不自由さにもがきながら、必死に羽を広げて自由を表現するアートのようなものよ」 |
●講評 筆力があります。手堅く仕上がっていました。情景が目に浮かぶ描写をもっと心掛ければ、さらに印象的な作品になったと思います。あと、フィギュアスケートの用語が難しすぎ。フィギュアを知らない人が読んだら、何のことかさっぱりわかりません。このあたりは表現の工夫が必要ですね。 |
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最終候補作品
アモルファスたち 湧田束 |
山間の町、狐集に住む高校生の樹市は、同じ演劇部のカサネと曖昧な関係を続けていた。カサネとの恋愛に悩む樹市の前に、一年前から失踪していた父親が突然現れる。父と子の葛藤、幼馴染の結との愛憎、狐集に伝承する悲哀物語。運命に翻弄される樹市とカサネが最後に辿り着いた愛のカタチとは――。 |
●講評 とても演劇的な作品です。「人は生きているだけで他の誰かを傷つけている」というテーマも、文学や演劇でよく取り上げられていますね。少し重苦しい仕上がりになっているのが気になりました。感情表現を工夫してみては。 |
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温かな背中 柊 |
田舎を持つ千夏と東京が田舎の貴哉。都会で戸惑い悩む千夏に、東京生まれの貴哉はいつも厳しい。そんな時に現れた男の優しさに触れた千夏は―― |
●講評 「恋の行方が気になってしょうがない」お約束のパターンでしたが、オチに意外性があり良かったです。ストーリーのひねり方や人物描写が少し物足りなかったかな。 |
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