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お知らせ

2016.11.30

10 月に開催された第 15 回ノベラボグランプリ（SF）の結果を発表します！最優秀賞と最終候補作を選出いたしました。最優秀賞については、著者様とご相談の上、ディスカヴァーからの発売を予定しています。

最優秀賞

該当作品なし

残念ながら今回は、最優秀賞の該当作品はなしという結果となりました。

最終候補作品

恋人は浮世絵美人　SAKURAI

親の莫大な借金を背負ってしまった俺。自己破産しかないと覚悟を決めたら、怪しげな組織から信じられない話が舞い込んだ。それは、過去に行き、浮世絵を買い付けて戻って来て、それを売って借金を返済するという話だった。

●講評
設定はかなりおもしろいです。ただ、ストーリーにひねりがなく単調で、主人公も特筆すべき特徴がありません。設定を活かしてもっと遊んじゃってもいいのでは。

エンゼリア　井川林檎

美しい少女マリオンは、ある朝、見知らぬ男に呼び止められる。そしてその日、世界に異変が起こり、学校は破壊され、生徒たちの姿も消えた。一人さまようマリオンが鏡に映るものを見た時、足元が揺らぐほどの衝撃を受ける。「これは誰」と。

●講評
話が細かく複雑だったため、全体像が分かりにくかったです。それにより、おもしろい部分も分断されてしまいました。設定をもう少しシンプルに。

天才は不老不死の夢を見るか？　威響カケル

天才であるイオ・フレミング博士。他の四人の天才を含め、五賢人とされ、政府から特別待遇を受けていた。その時代、不老不死の夢が叶い、人々の生活は激変していたのだ。

●講評
不老不死が実現したがために人生に限りを与える必要がでてきたというのは、とてもリアルな設定でドキッとさせれられました。ただ、ストーリーの深掘りが足りません。もっとしっかり練り込んでみてください。