小説 / 恋愛
完結 二番目の愛情
作品の長さ:4,328文字
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俺は父と母と血がつながっていない。その事を知らない事になっている。
俺は明日、父と母と一緒に住んでいた家から出る。
この家では、長男となっているが、俺は二番目に愛情を注がれるべき対象なのかもしれない。
もしかしたら、愛情を受けることもおかしいのかも知れない。
俺は、本当の両親の事を知らない。
知りたいとも思ったことはない。
たとえ、弟が産まれて、二番目の愛情だったとしても、俺は両親から愛情を感じているからだ。
家から出る前日に父から話があると言われた。