小説 / 青春・友情
完結 忘れられた絵本
作品の長さ:7,203文字
(0)読者数:61人
街の図書館が今日で閉館になってしまう。
最後の日は、残っている本を好きなだけ持って帰る事ができる。
私は最後に借りる本を探すために、図書館に向かう。
私が見つけた一冊の絵本。
なぜかすごく懐かしい。
破かれて、汚れている絵本。
この一冊の本が、私が借りる最後の一冊にした。
絵本に呼ばれたのか?
わからない。でも、この絵本は、私に掛け替えのない物を思い出させてくれた。