特集・イベント
第 35 回ノベラボグランプリ 結果発表!!
2018.09.28
7月に開催された第 35 回ノベラボグランプリ(夏)の結果を発表します! 最優秀賞と最終候補作を選出いたしました。最優秀賞については、著者様とご相談の上、ディスカヴァーからの発売を予定しています。
最優秀賞
該当作品なし |
残念ながら今回は、最優秀賞の該当作品は無しという結果となりました。 |
最終候補作品
夏の鳥籠 津木野由芽 |
「きみはなにか文章を書くべきだ」 家庭教師の先生がそういったので、十三歳の悠木静流は先生にむかって手紙を綴りはじめる。その手紙の数々がみちびく謎。海辺の別荘で従兄弟たちと過ごす最後の夏に隠された残酷な記憶。 あの夏、なにが起こったか。彼女はなにを隠してるのか。 |
●講評 舞台は80年代と思われますが、文体や人物描写などは昭和初期のようなスタイルをとっており、スノッブな雰囲気などがとても面白く感じました。ただ、かなりの長尺物ゆえ、それなりの忍耐が必要になる点が気になりました。 |
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結末の現場 高海健一 |
大学一年、伊東昭裕は雨の夢を毎夜見ていた。ある日、彼は夢に囚われ何十時間も眠る羽目になる。 医者は頼りにならず、心配したはとこ、松本朋香により彼は探偵事務所に連れて行かれる。 そこを一人営業する跡切清子は怪異専門の探偵だった。 |
●講評 基本的なストーリーはよく考えられていました。問題はコメディタッチの部分。純粋なコメディではないので、あくまでもスパイスとしての役目に徹するべきなのですが、少々入れ込み過ぎてストーリー進行の邪魔になってしまいました。 |
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外へ 彼方そら |
暑い日々を、ただ部屋の中から外を覗いている。 六畳の部屋。 「目」が怖い、私。 |
●講評 構成がよく考えられていたと思います。また、主人公の心象風景をメインにして、淡々としたストーリー進行に終始していました。ただし、そういう方向性を選択した場合、表現の仕方や言葉のチョイスによって、作品の出来がかなり左右されることになります。その点でいうと、やや力不足を感じてしまいました。 |
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▼ 過去の受賞作品
・第 34 回「オールジャンル」
・第 33 回「恋愛・ロマンス」
・第 32 回「コメディ」
・第 31 回「アクション・バトル」
・第 30 回「お仕事」
・第 29 回「歴史・時代」
・第 28 回「SF」
・第 27 回「青春・友情」
・第 26 回「料理・グルメ」
・第 25 回「ファンタジー」
・第 24 回「夏」
・第 23 回「オールジャンル」
・第 22 回「サスペンス」
・第 21 回「コメディ」
・第 20 回「アクション」
・第 19 回「お仕事小説」
・第 18 回「歴史・時代」
・第 17 回「恋愛」
・第 16 回「ミステリー」
・第 15 回「SF」
・第 14 回「青春・友情」
・第 13 回「ファンタジー」
・第 12 回「オールジャンル」
・第 11 回「旅・旅行」
・第 10 回「家族」
・第 9 回「ビジネス・経済」
・第 8 回「卒業」
・第 7 回「歴史・時代」
・第 6 回「ミステリー」
・第 5 回「SF」
・第 4 回「恋愛」
・第 3 回「ホラー・サスペンス」
・第 2 回「青春・友情」
・第 1 回「ファンタジー」