特集・イベント
第 22 回ノベラボグランプリ 結果発表!!
2017.6.30
5 月に開催された第 22 回ノベラボグランプリ(サスペンス)の結果を発表します! 最優秀賞と最終候補作を選出いたしました。最優秀賞については、著者様とご相談の上、ディスカヴァーからの発売を予定しています。
最優秀賞
美しき幕引き ヒロハル |
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廃墟となった村へ、撮影の下見にやってきた見習いカメラマンの喜多は、誰も住んでいるはずのない一軒の家で、顔中を毛で覆われた男と出くわした。「ここへ何しに来た?」 低く唸るような声を出す男の右手には、黒くおぞましい姿をした拳銃が握られていた。 |
●講評 終盤の展開が意表をついていました。良いストーリーです。面白かった。ただ人物描写が不十分でした。犯人の心理状態をリアルに表現して、さらに読者をハラハラさせたら、もっと良い作品になります。 |
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最終候補作品
人形館の人形姫 威響カケル |
人形を愛し、人形に愛され、人形に一生を捧げる。男が数百億の遺産を手にするには人形館の主人になるしかない。館には人と見紛うほどの超絶的な美的人形があるのだが、主人になった者は常にその人形と共に生活しなくてはならないのだ。 |
●講評 プロットが良かった。映像も目に浮かんできました。ただ、ところどころ無理な展開があったため、作り話感が出てきて残念。もっとリアリティをもたせたらいいのでは。 |
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オブスキュリティー 川内祐 |
内調(内閣官房内閣情報調査室)に対して、外調と呼ばれている機関。そこに所属している者を「オブスキュリティー(無名)」と呼ぶ。――日本を沈める計画がある。その情報を掴んだ今、彼らはどうやって国を守るのか。 |
●講評 続きが気になりどんどん読み進められました。ただ、リアリティが足りません。折角舞台を国内外に転々とさせたのにもったいない。人物やストーリーに付随する描写を工夫してみては。 |
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私のうちにはそいつらがいる 人鳥暖炉 |
私の母は殺人犯だ。彼女は私の父を殺し、そしてまだ赤ん坊だった私をも殺そうとしたという。危ないところを助けられ、生き延びた私はやがて結婚し、家庭を持つ。だが、生まれた娘の顔を見ているうちに、私の心のうちに疑念が湧いてきた。そして私は、この赤ん坊を殺すことにした。 |
●講評 テンポの良い作品でしたが、途中の染色体の話がわかりにくく、興をそがれました。もっとわかりやすい説明を心がけてみてください。 |
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▼ 過去の受賞作品
・第 21 回「コメディ」
・第 20 回「アクション」
・第 19 回「お仕事小説」
・第 18 回「歴史・時代」
・第 17 回「恋愛」
・第 16 回「ミステリー」
・第 15 回「SF」
・第 14 回「青春・友情」
・第 13 回「ファンタジー」
・第 12 回「オールジャンル」
・第 11 回「旅・旅行」
・第 10 回「家族」
・第 9 回「ビジネス・経済」
・第 8 回「卒業」
・第 7 回「歴史・時代」
・第 6 回「ミステリー」
・第 5 回「SF」
・第 4 回「恋愛」
・第 3 回「ホラー・サスペンス」
・第 2 回「青春・友情」
・第 1 回「ファンタジー」