特集・イベント
第 20 回ノベラボグランプリ 結果発表!!
2017.4.28
3 月に開催された第 20 回ノベラボグランプリ(アクション)の結果を発表します! 最優秀賞と最終候補作を選出いたしました。最優秀賞については、著者様とご相談の上、ディスカヴァーからの発売を予定しています。
最優秀賞
白き幻影のエッダ 西崎仁 |
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人体に寄生して萌芽し、人の理性を狂わせる世界樹の《種子》は、人類社会に混沌と暴虐をもたらした。特殊能力者《エインヘリャル》として《種子》を処理する任に当たる比嘉双樹は、ある日、ふたつの人格を併せ持つ不可思議な少女と出逢う。少女の正体、そして白銀の幻影が地上に姿を現した真の意味とは。 |
●講評 ファンタジー要素の強い物語。スケールが大きく映像も浮かんでくる世界観が非常に良かった。ただ、その壮大な設定の割に、登場人物がこじんまりとした人間関係だけに終わっているのが残念。バランスの悪さを感じました。登場人物の見直しをしてみては。 |
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最終候補作品
迷い仔猫の居候 小高まあな |
神山隆二の目の前に降って来たのは、自称記憶喪失の幽霊マオだった。それなりに楽しく過ごしていたある日、「実験体を探して欲しい」と頼まれる。その探している実験体が、マオのことだった。 |
●講評 読みやすい文章で、すっと入ってきました。ただ、前半の展開が停滞気味です。後半にかけて話が動き出し良くなってきたので、前半部分を見直してみてください。 |
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百鬼渓谷 ~幕末陰聞 柔志狼綴り~ 猛士 |
深山渓谷にある玄能時に向かう商人の俊介。途中、山間の村で道を尋ねている俊介の前に突如現れた黒衣の男……。男は躊躇することなく村人たちを襲い始めた。 |
●講評 メリハリのある人物像やツボを心得たアクションシーンが見事です。確実にレベルアップしていますね。ただ、伊藤俊輔のキャラクターが凄すぎます。評価が割れるところです |
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天眼の蓮 魔招散秘録 五月雨輝 |
茶店で泥酔して寝ていた派手な若い侍・綾川蓮十郎が山賊に襲撃された村を救う。村を救うはずの戦いが、いつしか蓮十郎自身の因縁の戦いになって行く――。最強のサムライヒーローによる和風アクションファンタジー。 |
●講評 アクション小説としてはおもしろかったです。ただ、時代小説としてみると違和感がかなりありました。時代考証を厳しくやりつまらなくなる事を避けたのかと思いますが、あまりやり過ぎると、戦国時代を舞台にした意味がなくなってしまう気がします。 |
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移動ゲーム ~監禁された建物で生徒達はさ迷う~ いつつ |
桜学園2年A組に進級したばかりの波多野郁斗は、始業式の日に突然気を失い、次に目を覚ますとある建物の中に監禁されていた。そして始まった移動ゲーム。次々に会うクラスメイト。しかしそのクラスメイト達が死をもってどんどん減っていく。 |
●講評 続きが気になり一気に読めます。ただ、主題が“移動ゲーム”そのもので、登場人物の設定や心情の描写などが甘いです。ゲームの筋書き以外の描写に工夫を。 |
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▼ 過去の受賞作品
・第 19 回「お仕事小説」
・第 18 回「歴史・時代」
・第 17 回「恋愛」
・第 16 回「ミステリー」
・第 15 回「SF」
・第 14 回「青春・友情」
・第 13 回「ファンタジー」
・第 12 回「オールジャンル」
・第 11 回「旅・旅行」
・第 10 回「家族」
・第 9 回「ビジネス・経済」
・第 8 回「卒業」
・第 7 回「歴史・時代」
・第 6 回「ミステリー」
・第 5 回「SF」
・第 4 回「恋愛」
・第 3 回「ホラー・サスペンス」
・第 2 回「青春・友情」
・第 1 回「ファンタジー」