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『果てない青ざめた空のような』が発売に!
2016.4.14
第2回ノベラボグランプリ最優秀賞受賞作品『果てない青ざめた空のような』が発売に!
受賞作に編集を加え、ディスカヴァーより電子書籍として発売しました。より一層読み応えのある作品となった「傷絵師」の物語、ぜひお楽しみください。
[電子書籍]果てない青ざめた空のような 谷田哲暁/著 |
ネットカフェからSOSを打った。阿久田新一は25歳。 ストレスで休職して3ヶ月。金がない。家もない。家族も友もない。なぜか、命だけはあった。 拾われた先で見つけた「奇妙な仕事」。リストカットの跡に絵を描く“傷絵師”稼業だ。 やりたいことなど別にない。生きることも、死ぬこともイヤだった。誰かの傷を塗りつぶすたび、この空よりカラッポな自分が変わるはず……。そう信じてしがみつく、終わりのない日々。 |
すべてを変えたのは、消えたはずの幼なじみだった。 「お袋の手術跡に大きな樹を描いてくれないか。もう先が長くない」 ……キズだらけの手で世界に贈る「大嫌い。でも愛してる」 |
●講評 審査員の評価が大きく分かれ、最終審査の台風の目となった。ボディペイントという題材と、心と身体に傷をもつ登場人物たちの描写が切実で、読者を引き込む力がある。読む人を選びはするが、読後に強烈な印象を残す作品だったことが受賞の決め手となった。 |
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