小説 / その他
完結 黄金の月
作品の長さ:79,844文字
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高校時代に知り合い、魅かれあい、共に親友と呼ぶようになっていた高塔蓮と柳原薙。
極道の組長を父に持つ蓮は、いつしか薙へ恋情を抱くようになり、友として接してくれる薙への想いに苦しみながらも離れられずにいた。
薙もまた、由香里という彼女がいながら蓮へ抱く不自然に甘い感情を持て余しつつ、お互いにその想いを告げないまま数年が過ぎていく。
そして二人が十八になろうという年、蓮の父が危篤状態に陥り、蓮は父親の纏めている組の跡目を継ぐことになった。
たった十八の組長になにが出来るだろう?
でもやるしかないのなら……。
その隣には、薙……やっぱりお前にいて欲しい。
学生時代の薙と蓮の想いを描いた「月蝕」の続きとなります。