小説 / 青春・友情
連載中 気球物語 〜パッローネ・ストーリー 空と変わり者兄弟〜
作品の長さ:9,120文字
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2022年。
寄居に住む24歳の夏椿は大学卒業後、MRを生業としていたが、営業先の病院で薬剤師が「気球操縦士」である兄の裕沙翔をバカにしたことにより夏椿はその薬剤師を殴ってしまいクビになってしまう。
落ち込んでいる所に兄である裕沙翔が気にかけ連絡してきた。小さい頃2人で付けていた「変わり人兄弟ノート」を見ろと言われ夏椿は見る。そこには二人の夢や日記、叶えたい事等など……
沢山の日記が書かれていた。そのノートはNo.107まであった。夏椿はNo.107の最後のページの「ある一言」を読み、なぜか涙をながした。
これを機に、自分の夢である「気球操縦士」を目指す1歩を踏み出した。
その1歩として、夏椿は日本で唯一気球パイロット資格が取れる「テッラエ・スカイ大学校」へ志願し合格し、通う事になるのだが、そこには色んなタイプの人間、そして出会いと別れ。今までに感じたことのない体験をすることになる。
夏椿は夢を叶えることができるのだろうか?