小説 / その他
完結 蝶のうたた寝
作品の長さ:87,725文字
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大昔に綴った言葉の集積ですが、ひとつの“忘れ形見”のごときものとして、自分が「そうしたい」と感じるあいだは遺しておきます。現在(2023年)のわたし自身の視点から見れば修正を加えたいところ多々ですが、あえて当時綴ったそのままの文章で。
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茉莉花。——“ジャスミン”という意味の名前をもつ少女は、自分を“マツリカ”と呼ぶ少年と夢のなかに暮らしていた。沙羅と双樹という双生児と出逢ったことから、夢はすこしずつ現実にむかって目覚めてゆく。
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わたし自身の少女時代を弔うために「あのころ」の経験の一部を小説にしてわたしのなかのかれに捧げたものです。