小説 / 青春・友情
完結 瞼を染める白の残像
作品の長さ:7,319文字
(0)読者数:94人
三月生まれの弥生。
四月生まれの卯月わたし。
かけがえのない友人。名前が結んだ思い出。
三月生まれの彼女は、四月三十日に空を飛んだ。
よりによって、私の誕生日に。イジワルな彼女は、最期の最期に爪痕を遺していった。
春、離別、再蕾、生と死の交差点。
乾いた日常は、くるり一周の船旅の果てに終わりを迎える。
作品の長さ:7,319文字
(0)読者数:94人
三月生まれの弥生。
四月生まれの卯月わたし。
かけがえのない友人。名前が結んだ思い出。
三月生まれの彼女は、四月三十日に空を飛んだ。
よりによって、私の誕生日に。イジワルな彼女は、最期の最期に爪痕を遺していった。
春、離別、再蕾、生と死の交差点。
乾いた日常は、くるり一周の船旅の果てに終わりを迎える。