小説 / ミステリー
完結 歩道橋から、24時
作品の長さ:22,327文字
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「私を殺した犯人を、突き止めてほしいの」。
深夜24時、歩道橋から飛び降りて「自殺した」道端阿弓の霊は僕に言った。
偽造された遺書に書かれていたのは、3人の女生徒の名前。
五島羊子。
伊納夏生。
伏木きよ乃。
クラスメイトであり、テニス部のチームメイトでもあった彼女らだが、生前、道端は3人から嫌がらせを受けていた。
3人のうち誰かが、自分を歩道橋から突き落としたに違いない。そう主張する道端に言われるがまま、僕は犯人捜しを始めるが……。