川内祐さんのレビュー
完結 ふわふわサイキック・ガール
作品の長さ:9,027文字
(1)読者数:70人
2017.12.12 11:50
ふわふわしています。ふわふわ揺れる。ふわふわ浮かぶ。ラストのふわふわは、状況と心
情が上手くふわふわしていました。決してふわふわなふわふわではありませんでしたが。彼女らはある一面では特殊ですが、誰しもが通るふわふわした時間には共通して、カチッとしたクレセント錠が必須ですよね。それが空間を別つ物であっても。
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完結 君の夢の裏側
作品の長さ:42,184文字
(2)読者数:94人
2017.10.07 18:46
「幸野の成長」と作品の説明にあるが、全く成長しているようには見えなかった。その一点を除けば、楽しんで読めた。主人公幸野はよくもこれ程ダメなキャラクターを作り上げたものだと感心する程で、それを主人公にしてしまう勇気と、物語を成立させた展開力は見事。ただし、テーマはボヤけ気味。
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完結 絵本屋コレーダと迷子のお客様
作品の長さ:18,761文字
(1)読者数:73人
2017.09.16 11:50
幽霊が登場するというだけで恐怖とは程遠いホラー。優しい。この話を序章に、いくつかの展開を想像させる作品。手が空いたらコラボとして続きを書きたいと思えた。当分手が空きそうにないので無理だろうが。
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連載中 北より
作品の長さ:2,636文字
(1)読者数:142人
2017.09.16 11:12
詩は一般的な小説よりも、ひとつの文字に多くの意味を含ませるものだと思う。普通の文章であれば誤字だと認識されるものも、詩であればそこに特別な意図があるのではないかと考えさせられる。はたしてこの作品に多くある本来の使い方とは違う文字の数々は「誤字」なのだろうか。そこに意識が行ってしまった。
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完結 針と糸で直すもの
作品の長さ:2,794文字
(2)読者数:58人
2017.09.16 11:01
「職人」に対して「試験」はミスマッチな感じがした。短いストーリーでも、予想を裏切る何かがほしい。よく見る話で終わってしまって残念。
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連載中 花と思い出
作品の長さ:5,870文字
(1)読者数:66人
2017.09.13 10:09
二編読んだ。「こういう流れの物語を書きたい」という意図は見えるが、キャラクターの描き方が継ぎはぎ的で一貫性がなく実体が見えにくい。こうなると行間も限られていて、奥行きを広げることもできなくなってしまう。もう何作品か描き上げた後に、もう一度磨き直せばもっと良くなる。……はず。
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完結 オリオンの残した涙
作品の長さ:52,712文字
(2)読者数:160人
2017.08.18 14:37
登場人物たちが抱えるそれぞれの問題は解決されていないが、その問題に正対するまでの様子がぼんやりと描かれている。ただ、主人公の抱えている問題は最後まで大きくなる一方で、小説でなければ目も当てられないほどに深く暗い。※幽霊はもう一度くらい登場させていた方が良かったかもしれない。
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