御手紙 葉さんの作品
完結黄昏時に、再会の約束を
作品の長さ:2,262文字
(0)読者数:65人
僕は黄昏時、マンションのベランダで煙草を吸っていた。すると、すぐ真下の歩道で誰かが僕に声を掛けてくる。「若いうちから煙草なんか吸ってたら、まずいわよ?」僕と彼女が最後に交わした大切な約束と、無情...
完結貴方がくれた夢
作品の長さ:7,676文字
(0)読者数:61人
平山瑞希には友達が一人しかいなかった。水島菜月という、とても綺麗な顔立ちをした女性だ。菜月には何人もの友人がいるはずなのに、彼女はどうしてか瑞希と何度も会おうとするのだった。瑞希は菜月が憐憫の感...
完結ハーモニカの恋
作品の長さ:9,492文字
(0)読者数:64人
僕はその海辺でずっとハーモニカを弾いていた。心地よい音色が響き渡る中、ある一人の少女と出会う。彼女はアイスクリームを差し出してきて、「これ、あげる」と笑った。そこから僕と彼女の短い出会いが始まっ...
完結Home Cafe
作品の長さ:7,856文字
(0)読者数:65人
千草は十数年間帰ってこなかった故郷へと、その日、向かっていた。久しぶりに帰ってきた故郷は当時と全く変わっておらず、ただただ自然に溢れていた。そんな中、汗だくになりながらようやく村へとやって来た千...
完結硝子の街
作品の長さ:1,149文字
(1)読者数:59人
僕が密かに『硝子の街』と呼んでいる、一つのゴーストタウンがある。そこは鏡の中の世界のように、そして、生命を吸い取られた屍の廃墟のように、ひっそりと世界の最果てで、呼吸をしていた。その微かな呼吸音...
完結指輪の温もり
作品の長さ:5,407文字
(0)読者数:58人
俺は肌寒い空気に晒されながら、夜のプラットフォームにぽつんと立っていた。そこに漂う闇が、俺に混乱と煩悶の気持ちを抱かせた。だが、俺は彼女を待ち続けて、ただひたすらに祈っていたのだ。婚約していた彼...
連載中さくらメロディ
作品の長さ:9,474文字
(0)読者数:46人
桜が舞う季節に、ひらひらと坂を駆け上っていくギターの旋律。人々の心を優しく包み込む、その暖かな脈動が確かに息づいている。歌い手達の声に引き寄せられるようにして、それは桜を一層華やかに咲かせる。そ...
完結ZERO
作品の長さ:9,720文字
(0)読者数:45人
この小さな命がやがて大木となり、あの場所に立つことを――。
僕は高校と隣接する自然公園の奥の奥に、一本の大木が立っているのを知っている。彼はどこまでも木の枝を広げ、そこに悠然と構えていた。...
完結TOWAの、貴方が……
作品の長さ:22,263文字
(0)読者数:59人
春、引っ越してきたばかりの僕は、ある日高校からの帰り、叔父さんの経営している喫茶店へと足を運ぶ。そこで、とある一人の女子高生と出会うことになった。平凡な日常の中で、淡く色づくほのぼのとしたストーリー。
完結twinkle,twinkle
作品の長さ:12,689文字
(0)読者数:59人
私は会社帰りの電車の中で、もう泣きそうになっていた。崖っぷちまで追い詰められ、どうしていいかわからなかった。そんな時、休日に実家に帰ることを約束していたからか、母からメールが送られてきた。そこに...